忍者ブログ
小説の後書きとかいい訳とか。あとは雑記。
[162]  [161]  [160]  [159]  [158]  [157]  [156]  [155]  [154]  [153]  [152
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  ‘74年作なのか? ブライアン・デ・パルマ監督の『ファントム オブ パラダイス』を、見ました。
 36年ほど前の作品なのね。
 
 タイトルからして、『オペラ座の怪人』のパロディかなぁと思ってたのですが、どうやら、『ファウスト』のパロディって感じのほうが強いかな。あと『ドリアン・グレイの肖像』っぽいかも。『オペラ座~』もまぁ絡んじゃいますがね。
 ただ、ロックミュージカルという代物がいまいち馴染み薄いのですが。
 
 工藤にとっての一番の難点は~ですね。ヒロインが可愛くないってこと。外見は可愛いのよ。ジェシカ・ハーパーってめちゃくちゃ懐かしい名前な気が? あまり詳しくは覚えてないvv えと、サスペリアのヒロインかな。
 ともあれ、一目でああこの子がヒロインねってすぐわかる造形。
 けどなぁ。
 もう少しけなげで純粋なヒロインのほうがいいなぁ。打算的で野心のあるヒロインって、どうよ? いや、まぁ、ないことはないでしょうが、あまりこう、迫ってこない。だって、自分のために言ってくれてるのに、すっぱりと主人公を切って捨てて裏切るというのが。そりゃあ、恋愛感情育つ前の知り合い(しかも一回こっきり)だったけどさぁ。もうすこし、こう、ない? とか、業界の裏側のシビアさというかなんというか。夢もへったくれもないなぁというのが本音。
 
 で、まぁ、ヒロインの名前がフェニックスで、悪役さんの名前がスワン。なにげに随所に鳥がモチーフとして扱われてますが。何か意味があるのかな?
 このひとが、まぁ、ドリアン・グレイのような、悪魔のような、ファウストのような、不思議な役を演じてます。自分の美貌が衰えるのがいや~と、言ってましたが、ええと、別に、ハンサムじゃないと思う。単なる勘違いナルシスト? 若い時はまぁまぁかなぁとか思いつつ、老いた時というか年相応の彼は、『ルパン三世』のマモーに見えてしかたなかった。ううむ。← これwikipediaさんで確認したら、マモーのモデルは実際スワンだったそう。うわぁ。似てて当然ね。
 
 そんでもって、我らがヒーローというか、主役。ううむ。言っていい? へたれ。はい。
 ファウストでファントムという哀れな役を一手に引き受けてるのだから、しかたないと言えばしかたないのでしょうが、あまりにへたれだ。最初から最期まで、スワンに引っ掻き回されて、それでも懲りずに信じちゃって、裏切られつづける。一頃あった世に出る野心は潰されちゃってるんだけど、フェニックスのためだけに曲を書く。健気と言えばけなげだが。それをスワンにいいように利用されるお人好し。で、切れて、復讐に走る。ある意味王道主人公か。
 このひとのかぶってるヘルメット型の仮面も、おそらくは鳥のモチーフでしょうが、バランスのせいなのか、見てるうちに横から見た形が魚の横顔に見えてしかたなかったなぁ。仮面とマントと黒尽くめ、ある意味様式美の人ではあります。
 
 しかし~ロックとカンタータを無理矢理融合させる力技には脱帽か。本当に融合できてたのかどうか、音楽には素人なので判断できませんけどね。
 個人的に、70年代のロックというと~キッスとかあの辺のある意味ワイルド系のセックスアピールと両性具有系のエロティシズム(両性具有だと思う。無性じゃないんだよね。あくまで。性的に生々しいのよ。一言で言うと、下品とも言う)だよなぁと思わないでもないのですが。時代ズレてる? 個人的な印象ね。その辺の音楽を皮肉ってるのか、可愛がってるのか。よくわからない。
 いや、あの時代のリアルタイムはさすがに知らない工藤なので。
 
 最後のへんのサバトと化すロックの殿堂での興奮シーンは凄いなぁって感じではありますが。ちょこっと、もしかして、ロッキーぽいのか? ロッキーとは時代が違う気もしますが。何で突然セコンドのような彼がつくのかが、謎。
 
 
 『オペラ座~』でクリスティーヌを虐めるプリマドンナの役を、男性のロックシンガーがやるというあたり笑えますが。しかも、名前が、ビーフってどうよ? おそらくはペンネームというか、あれでしょうが。ルーマニアの人? よくわかりません。このひとが、あの時代のロックミュージシャンのあるパターンをになっております。キッスとかあの辺りのタイプね。
 男性のセックスアピールと、女性的な仕草やことばの融合といいますか。あの時代なので、ゲイはまだきついくらい迫害気味だろうから、舞台でのキャラなのかなぁ。いや、このひと案外好きだなぁvv 面白い。
 
 全体的に、コメディタッチの軽いノリで、古典を笑い飛ばしちゃおうぜっ! って雰囲気の作品なのかもしれないです。もっとも、古典を知った上で笑い飛ばすんだぜ俺たちは! という、ある種の知的なノリなのかも知れません。
 
 『ロッキー・ホラー・ショウ』とは双璧をなすロックミュージカルとのことでしたので、今度機会があればこっちも見てみようかな。
 
 なんか、話は変わりますが。
 今日はヤフーかなにかネット立ち上げるとすぐに出てくるページに、男の人が女の子の無駄毛のどこに一番退いちゃうかってーのをやってましたが。
 こういうの読むたびになんか、踊らされてるよなぁと思ってしまう。
 女性が必死に無駄毛処理するから、女の人の脇の下に無駄毛があるって知らないって人もいるらしいんですよね。男の人がそういうこと言うから、女の子が痛い思いして高いお金出して必死にならざるを得ないんですよね~。でもって、メディアがそれを掻き立ててまたって、無限ループ。
 ま、工藤なんかはとっくにそのループからは離脱しちゃってますが。それでも、無駄毛の処理はチョコチョコしてるというのが、何とも切ない女心なのか? いやだなぁ。
 というか、さ。
 女の子の無駄毛を見るのを男の人が嫌というなら、逆もあるんだよ~って、わかってるのだろうか? 男は生えてて当然なのか?
 一度そっちの調査もしてほしいなぁ。
 女性が男性の無駄毛にどういう感じを抱いてるか。セックスアピール感じますかね?
 工藤が中学生のとき、第二次成長期を迎えた同級生の男の子のすね毛を見てぎょっとなったというのは、リアル体験です。うん。また、その子が剣道部だったから、足が白くて、凄く目立ったのねぇ。びっくりしましたよ。幼なじみに近かったからそのぶんびっくり度も高かった。
 
 と、まぁ、なんで無駄毛の話に飛んじゃったかというと、『ファントム~』見てると、ほとんどの人、無駄毛じゃなくって、胸毛が生えてるんですよね~。それに退いちゃったからでした。
PR
この記事にコメントする
name
title
color
mail
URL
comment
password   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
この記事へのトラックバック
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新コメント
[09/14 水無月]
[09/09 NONAME]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
工藤るう子
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事
(11/29)
(12/01)
(12/01)
(12/01)
(12/02)
(12/02)
(12/02)
(12/12)
(12/12)
(12/12)
(12/12)
(12/15)
(12/15)
(12/15)
(12/15)
(12/15)
(12/15)
(01/31)
(01/31)
(01/31)
(01/31)
(01/31)
(02/01)
(02/01)
(02/01)
P R
Powered by Ninja Blog Photo by COQU118 Template by CHELLCY / 忍者ブログ / [PR]