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小説の後書きとかいい訳とか。あとは雑記。
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 哀れなワニさん。がっぷり噛みつく得意げなダイゴん。
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 酸味が強めでほんのり甘め。
 酸っぱいイチゴのような炭酸水。
 結構好きです♪

 デスクトップも机もごちゃついてますが、こんなもんですいつもvv
 更新年月日 2011年12月31日
 原稿用紙換算枚数

 『王さまのお気に入り』の王さま視点とその後数百年の呪いの結果。
 相変わらず工藤の書く受けはただひたすらに不幸だなぁという話でもあります。
 不憫大王ですね〜。
 可哀想に。
 ちなみに、改題後のタイトルは「しびとにんぎょう」と読みます。「しにんにんぎょう」では少々趣が無いので、念のため。

 内容は内容ですが、行為自体はほぼぼかしなので、個人的には年齢制限は要らんだろうと思ってるんですけどね。
 つうか、ライトノベル読むタイプの読者さんじゃ読みにくくないかね? と、常々考えているので、あまり年齢的なことには考慮してないというのが本音なんですけどね。
 あ、と、名字ですが、亡国の名前をそのまま名字にはせんでしょうが、わかりやすいようにとりあえずそのまま名字にしております。ご容赦。
 おそらくはアナグラムとか色々するだろうなぁとは思うんですけどね。

 少しでも楽しんでくださると嬉しいです。
 それにしても、一年最後の作品がこれ〜。ううむ。
<BR>
※ ※ ※<BR>
<BR>
「判っている」<BR>
「知っている」<BR>
「だれがおまえをこうしたのか」<BR>
 どれほど愛そうと、少しも反応のない王子を、王は揺さぶりつづける。<BR>
 芯のない人形よりも力なく、ただ揺さぶられるままに揺れ続けるその姿は、すでに、目を背けたいものへと変貌を遂げていた。<BR>
 悪趣味な死人人形。<BR>
 救いは季節が凍てつかんばかりの冬であると言うことだったろう。<BR>
 暖かな気候であれば涌いたに違いない虫からは守られ、腐敗の進行は緩やかだった。<BR>
 それでも、確かに、死せる王子は腐敗してゆくのだ。<BR>
 傷口から血痕はぬぐい去られ、てらりとした肉と骨が露出していた。<BR>
 王の指先が傷口をなぞる。<BR>
「この太刀筋を読めぬほど愚かではない」<BR>
「ジュリオ!」<BR>
 双黒が見開かれる。<BR>
 憎悪を宿した黒いまなざしが、オイジュスを通り越して、もうひとりの王子に向けられていた。<BR>
 オイジュスを抱きしめる。<BR>
「冷たいな。おまえは。生前と変わらずに、私を見ようとすらしない」<BR>
 だから私は狂わされたのだ。<BR>
 一度でいい、おまえが心から私を父だと認め呼んでくれていたら。そうであれば、私は狂わなかったろう。おまえを息子としてだけ愛していることができたに違いない。<BR>
 息子であるおまえに、狂うことはなかったはずだ。<BR>
 我が子を抹殺することなど。<BR>
 愛している。<BR>
 愛しているのだ。<BR>
 殺すほどに。<BR>
 殺してしまえるほどにまで。<BR>
 私以外の誰にもその存在を見せたくないほどに。<BR>
 愚かな男を、嗤うがいい。<BR>
「オイジュス。我が王子よ」<BR>
 冷たい屍を撫でさすりながら、王はただつぶやきつづける。<BR>
 塔の扉は固く何重にも鍵をかけられていることなど、もはや王には何の意味もなかった。<BR>
 ただひとつだけ。<BR>
 悔やむことがあるとすれば、ただひとつだけ。<BR>
 オイジュスを殺した者に対する復讐だった。<BR>
 閉ざされた身では、果たすことはできない。<BR>
 ならばーーーーと。<BR>
 狂気と正気とを行き来する頭で、王は考えた。<BR>
 呪いを。<BR>
 もはやここから出ることは叶わないだろう。<BR>
 ならば、この血を持つジュリオの血を引く者に、逃れ得ぬ呪いを。<BR>
 そうして。<BR>
 今ひとつ。<BR>
「私は、おまえを、取り戻してみせる」<BR>
 この身は死しても。<BR>
 滅びようとも。<BR>
 どれほどの時を経ようとも、いずれ、澱んだ血の中によみがえるだろうおまえを取り戻してみせる。<BR>
 それまでは、いかように苦しもうとも、ジュリオの血縁者が滅びることはない。<BR>
 アルシードの最後のひとりにこそ、おまえの魂はよみがえるだろう。<BR>
 その時こそ!<BR>
 逃がしはしない。<BR>
「もう二度と」<BR>
<BR>
※ ※ ※<BR>
<BR>
「もう二度と」<BR>
 耳元でささやかれた声に、若者は全身で反応した。<BR>
 目の前に展開されていた白と赤に黒が混じった光景は消え去っていた。<BR>
 目を瞬かせる。<BR>
 そうして、一歩、後退した。<BR>
 凶悪なほどの歓喜に満ちた顔を見出したのだ。<BR>
「オイジュス」<BR>
 開いているはずの扉はいつの間にか閉ざされていた。<BR>
 開かない。<BR>
 何故。<BR>
 目の前の男が、生きている者ではないことは一目瞭然だった。<BR>
 その古めかしい服装も、古めかしい発音さえも。<BR>
「私の愛しい王子」<BR>
 どれほどこの時を待ったと思う。<BR>
 オイジュスの血の中におまえがよみがえるのを。<BR>
 私とお前のためのこの古寂れた伽藍の中で、おまえが戻って来ることを、気が遠くなるほど待ちつづけた。<BR>
 冷たい掌が、若者の頬を撫でた。<BR>
 全身が、凍えつく。<BR>
「思い出せ」<BR>
 おまえの血の中の記憶をよみがえらせろ。<BR>
 そうして、未来永劫、この伽藍の中で私とともにありつづけるのだ。<BR>
 若者が首を振る。<BR>
 拒絶の意味を込めて。<BR>
「この褐色の髪も瞳も、私を煽るそのくちびるさえ、私のオイジュスにそっくりだというのに」<BR>


**** あとがき
 いや〜一瞬消したかと思って焦りました。
 昨日乗りにのって書いてたのにこれだけだったのね〜というのもありますがvv 意外に長くないな。ま、元々短編向きなんだもんね〜。今更ですが。
 この後は〜ご想像の通りなんですがvv
 問題は、行為を書けないことだな。
 いや、まぁ、このブログ自体十八禁設定はしてないので、書くのはNGですけどね。してなかったはず?
 所詮書いたとしても、工藤のぬるい描写ですが。
 いいところでフェイドアウト〜自覚はあります。はい。
 それにしても、ほんっと、名前つけるの苦手だなぁ。溜め息ものです。

 少しでも楽しんでくださると嬉しいです。
<BR>
<BR>
<BR>
 それは古寂れた塔だった。<BR>
 数百年の歴史を孕むその塔は、風雪にさらされ蔦に巻き付かれながらも、その堂とした姿を空に向かって突き立てていた。<BR>
「なんとも」<BR>
 それしか感想はなかった。<BR>
 中世の頃の王宮のほとんどは崩れ石積みや骨が残るだけだ。<BR>
 雄大で広大だったという、中世アルシードを統べる代々の王の姿を知ることができるのは、敷地に点在する石像のみ。<BR>
 朽ちるにまかせるのは、最も隆盛を誇ったアルシード第十四代国王ジュリオ・アルシードの宣下に寄るとされていた。<BR>
 王位に着いてすぐ、十四代国王は遷都を計画した。<BR>
 理由については、何も残されてはいない。<BR>
 少なくとも、公的な書類はなにひとつとして。<BR>
 計画は遂行され、旧王宮は放棄された。<BR>
 以降、旧王宮は朽ちるにまかされることとなったのだ。<BR>
 おそらくは、遷都の折りに、旧王宮はある程度破壊されたのだろう。でなければ、強固な石造りの王宮が数百年ほどでここまで荒れ果てはしない。<BR>
 しかし、なぜ、この塔だけは残されたのか。<BR>
 判らない。<BR>
 理由を知るのは、おそらくは、既にこの世にはいないだろう一握りの人間だけだろう。もしくは、十四代国王だけかもしれない。<BR>
 問題はそこにあるのではない。<BR>
 ともあれ。<BR>
 自分は、ここに来た。<BR>
 ようやく。<BR>
 アルシード王国は、十四代で滅びた。<BR>
 賢王と呼び讃えられながら、それでも、最盛期にアルシードは滅ぼされたのだ。<BR>
 この世に滅びないものなどは存在しない。細々とした傍系の血脈が残るだけでも、奇跡なのかもしれない。<BR>
 このからだに流れる血は、最後のアルシードだ。<BR>
 王位も領土も、権力もありはしないが、それでも、確かにアルシードの血を引いている。<BR>
 そうして、なによりも、アルシードの血は、受け継ぐものたちに、断ちがたい呪いを繋げてもいるのだ。<BR>
 狂った血だ。<BR>
 悲哀に狂わせる血だ。<BR>
 呪いを解くには塔に登るしかないのだと、繋ぐものたちは知りながら、果たすことができなかった。<BR>
 それさえも、また、呪いに他ならないのだと。<BR>
 血族を呪う、狂った呪い。<BR>
 永遠の連鎖を断ち切ることが、アルシードの末裔の悲願だった。<BR>
 しかし———————。<BR>
 呪いは解けないまま、数百年。<BR>
 呪いを断ち切ることはできないまでも、自分が何も残すことなく死ねば、この血は潰える。<BR>
 血を繋ぐものが潰えれば、呪いも終わる。<BR>
 それでもいいと考えていた。<BR>
 アルシードの血は終わるが、苦しむものもいなくなるのだ。<BR>
 それでいい。<BR>
 それでいいと、思う。<BR>
 あんなこと!<BR>
 もう誰にも。<BR>
 流れた、血。<BR>
 絨毯の密な毛足を掻きむしる、白い指先。<BR>
 絡む蜜色の絹のような髪。<BR>
 前髪のあいだから、見上げてきたすみれ色の瞳。<BR>
 散らされた命。<BR>
 自分を求めるあのたおやかな手。<BR>
 赤い、艶やかなくちびる。<BR>
 愛しい存在を殺めたのは、いったいどれほど昔のことだろう。<BR>
 あれは、この血を絶やすためには必要な。<BR>
 違う。<BR>
 ただ、自分は怯えていたのだ。<BR>
 罪を犯すことを。<BR>
 愛しいものを殺したことよりも、より恐ろしい、罪を犯すことを。<BR>
 狂おしいすみれ色のまなざし。<BR>
 自分を求めた、血肉を同じくする存在。<BR>
 片割れを殺した罪は、償った。<BR>
 あの、清潔で冷たい、整然とした灰色の部屋の中で。<BR>
 そうして、ようやく、ここに来ることが叶ったのだ。<BR>
 双子の姉を殺した時は、未だ幼い少年に過ぎなかった若者が、塔への一歩を踏み出した。<BR>
「いったい、何のための塔なんだ」<BR>
 抵抗もなく開いた鉄の黒い扉をくぐると、ただ広い空間が明かり取りの窓から射す琥珀に薄ぼんやりと照らし出されていた。<BR>
「台所?」<BR>
 目を眇め見渡した視界に小さな木の扉が見えた。その奥にあるのは、中世の当時としては完璧な設備だったろう。<BR>
 他にあるものと言えば、塔の壁に埋め込まれた階段だった。<BR>
 壁全体をくるりと取り巻くように、上へと。<BR>
 見上げた若者を、遥か高みにある深い闇が手招いた。<BR>
 そんな気がした。<BR>
<BR>
※ ※ ※<BR>
<BR>
 罪だ。<BR>
 罪ばかり。<BR>
 流れる血の一滴まで、アルシードの末に与えられているのは、罪だけでしかない。<BR>
 肉親に対する執着、劣情。<BR>
 その結果生まれた己たち。<BR>
 幾世代もの血の澱みを受け継いだ、罪にまみれた存在だった。<BR>
 それを知りつつ互いを求め、認めることもできずに片割れを殺した。<BR>
 新たな罪の子を生まれさせることはできなかった。<BR>
 若者は、思う。<BR>
 罪に狂えた姉がうらやましいと。<BR>
 狂えなかった己を、どれほど嫌っただろう。<BR>
 狂った姉を、どれほど、厭い、どれほど、愛しただろう。<BR>
 飽きるほどに流し終えたはずの涙が、また、若者の頬を濡らし落ちた。<BR>
<BR>
 高い塔の上。<BR>
 幾重にも鍵をかけられた鉄の扉が若者を待ち受けていた。<BR>
 それを見た途端、背筋を悪寒が走り抜けた。<BR>
「この奥か」<BR>
 頑丈そうな南京錠を見ながら、それでも、不思議と解錠に不安を感じることはなかった。<BR>
 手を伸ばせ。<BR>
 それだけでいい。<BR>
 操られるように、若者は、錠に触れた。<BR>
<BR>
 息を呑んだ。<BR>
 白い、清浄な部屋を彩るのは、獣毛をしとどに濡らす赤い血の色。<BR>
 視界が眩んだ。<BR>
 背中を袈裟懸けに裂かれた細い肢体が蹲る。<BR>
 風雪に窓が鳴る。<BR>
 いつ部屋に現われたのか。<BR>
 それは、黒い髪黒い瞳の、壮年の男だった。<BR>
 若者は、その男を知っていた。<BR>
 いや、見た記憶があった。<BR>
 旧王宮の広い廃墟の石像群の只中に、悲嘆の王と名うたれた石像があった。<BR>
 アルシード第十三代国王グレンリード。<BR>
 アルシード史上記録に残る善政をひいた王は、また悲劇をまとってその生を終えた。最愛の王妃との間にもうけた第一王子を失い、やはり数年後、王妃を亡くした。十数年後に取り戻した第一王子はやはり数年後に死んだ。歴史に、その名を失われた王子とだけ残して。<BR>
 十三代国王は、第一王子の死後ほどなくして死んだ。<BR>
 まるで、第一王子の後を追うかのような死だった。<BR>
 そうして歳若くして王位に就いた第十四代国王の最盛期に、国は滅んだ。<BR>
 それはまるで何かの呪いのようだったと。<BR>
 おそらくは、それこそが、アルシードの末裔に伝わる呪いの最初だったのだろう。<BR>
「オイジュスよ」<BR>
 グレンリードの口が空気を震わせた。<BR>
「我が王子よ」<BR>
 嘆く王の流す涙が、血にまみれた若者の顔を濡らした。<BR>
 瞼の下から現われた褐色のまなざしが、ひときわ大きく見開かれ、涙を流す。<BR>
 首を横に振る。<BR>
 その弱々しい抵抗を、王が止める。<BR>
「動くな」<BR>
「今、医師を呼ぶ」<BR>
 それに、引き結ばれていた若者のくちびるが歪む。<BR>
 何かを言いかけて、力つきた。<BR>
 鋭く黒いまなざしが、刹那光を失った。<BR>
 次の瞬間、王のくちびるから、絶叫がほとばしった。<BR>



****

言い訳

 この話の元話が自棄に気に入ってるのか、不満があるのかのどちらからしくて、最近、いじり倒してます。
 要するに、作者に寄る自己満足の二次創作? ちと違うかxx

 タイトルも、「罪のカドリール」と悩んだんですけどね。
 カドリールもロンドも似たようなもんだし……違う! 延々と回ると言えばトルコのあれでもいいかもしれんxx 思考が変な方向に向かいそうになったので、穏当なタイトルを。
 昨夜の熱はひいたのですが、まだ少々名残があるのかもxx
 少しでも気に入ってくださると嬉しいです。といいつつ、続くのでしたxx
<BR>
<BR>
<BR>
 それを何と呼ぶのか。<BR>
 薄れ行く意識の中で、郁也は嗤った。<BR>
 襲われたというのにいまだ信じようとはしない自分自身をなのか、それが実在するという現実をなのか、郁也には判らなかった。<BR>
 くそったれ。<BR>
 まぶしいばかりの白銀の月が、既に遠ざかり行く男の姿を黒い墨としていた。<BR>
<BR>
 それが、昨夜のことだ。<BR>
 塾帰りの街角で、いきなり襲われたのだ。<BR>
 駅に向かう繁華街は、本道さえはずれなければ、街灯に照らされて昼のようだ。<BR>
 ひとの姿も絶え間ない。<BR>
 それなのに、なぜ。<BR>
 何故、自分だったのか。<BR>
 通り魔だったろう。<BR>
 名の通りに。<BR>
 憎いと思っても、名も顔も知りはしない。<BR>
 ひとならざるもの。<BR>
 ブラインドを下ろした部屋の中、布団をかぶって尚日射しがまばゆい。<BR>
 郁也は震えた。<BR>
 頭が痛い。<BR>
 気分が悪い。<BR>
 喉が渇く。<BR>
 心臓の音がうるさい。<BR>
 血液が管を流れる音が、うるさくてたまらない。<BR>
 ああ。<BR>
 もう。<BR>
 自分は。<BR>
 ひと。<BR>
 では………。<BR>
 なくなったのだ。<BR>
 なくなってしまったのだ。<BR>
 引きずり込まれた細い路地裏で、見上げた細い銀の月をまぶしいと感じた時から。<BR>
 あの墨のような男に血を吸われてから。<BR>
 このままでは自分が何をするのか、郁也には判った。<BR>
 痛いくらいにわかっていた。<BR>
 それは、映画や漫画、そうして小説からの知識だったが。<BR>
 そう外れてはいないだろうとことが、判っていたのだ。<BR>
 家族を襲う。<BR>
 病院に入れられる。<BR>
 もしくは。<BR>
 この渇きと苦痛に堪えられず、狂ってしまうだろう。<BR>
 そうなれば、おそらく。<BR>
 見境のない化け物になってしまうのだ。<BR>
 血に飢えた、化け物。<BR>
 怖い。<BR>
 自分が。<BR>
 自分を殺そうとするだろう、世界が。<BR>
 殺される前に。<BR>
 殺す。<BR>
 想像が郁也の心を戦かせる。<BR>
 駄目だっ!<BR>
 それくらいならいっそ病院に?<BR>
 それも、恐ろしかった。<BR>
 研究対象とされる日々はやはり怖い。<BR>
 狂ってしまえばそうではないだろうが。狂えないままの日々は、苦しいだけだろう。<BR>
 家を。<BR>
「出るしかないのか………」<BR>
 幸い自分は一人息子ではない。両親も最初は寂しがるだろうが、やがては諦めるだろう。<BR>
 失踪する人間など山のようにいる。<BR>
 自分もそのひとりになるだけだ。<BR>
 問題は、どうやって暮らしてゆくか。それだった。<BR>
 自分の貯金をかき集めたとしても、どれほどにもならないだろう。<BR>
 いいところ数万か。<BR>
 バイトもしない高校生などそんなもんだ。<BR>
 夜の街に受け入れてもらうにしても、自分はまだ十六だ。歳をごまかせたとして、住む所はどうする? 働き先は?<BR>
 ホームレスにまぎれて、日々をどうにか。<BR>
 そんな日々が頭に浮かんだ。<BR>
 イヤだ。<BR>
 イヤだ。<BR>
 イヤだっ!<BR>
 夢もあった、希望もだ。<BR>
 それが突然理不尽にも奪い去られた現実に、郁也は首を振った。<BR>
 目が回る。<BR>
 その時だ。<BR>
「郁ちゃん。お昼食べられる?」<BR>
 ドアをノックする音がして入って来たのは、年の離れた姉だった。<BR>
「どうしたの? ブラインドも開けずに」<BR>
「駄目だっ! 開けるな」<BR>
 思わず布団から飛び出して姉を遮る。<BR>
「危ない。やけどするじゃない」<BR>
 ブラインドを背に姉の前に立つ。<BR>
 握った姉の手から伝わる熱に、その血液の脈動に、喉が鳴った。<BR>
 欲しい。<BR>
 飲みたい。<BR>
 思考がそれだけに支配されそうな恐怖に、郁也は戦慄する。それは、まぎれもない、絶望を伴うものだった。<BR>
 それまでは、まだ、どこかで妄想を弄んでいるようなものだったのにちがいない。<BR>
 それが、リアルな恐怖に取って代わられたのだ。<BR>
 血が下がる。<BR>
 からだが冷えてゆく。<BR>
 寒い。<BR>
 震える。<BR>
 全身が震え、脂汗が流れる。<BR>
「大丈夫?」<BR>
 顔を覗き込んで来る姉の動きに、甘い血の匂いを嗅いだと思った。<BR>
「出てけ」<BR>
 だから、郁也は姉を突き飛ばしたのだ。<BR>
 姉の怒りは怖くなかった。<BR>
 怖いのは自分だったからだ。<BR>
 姉を襲い血を飲むだろう自分だった。<BR>
『もう、勝手になさいっ」<BR>
 ごめん。<BR>
 謝罪は声にはならなかった。<BR>
<BR>
 その夜、郁也は姿を消した。<BR>
 家族は必死になって郁也を探したが、彼らが郁也を見つけることは決してなかったのだ。<BR>
<BR>
<BR>
<BR>
 星の綺麗な夜だった。<BR>
 空気は既に冬も深まったことを教えている。<BR>
 寒い。<BR>
 寒くてたまらない。<BR>
 だというのに、寒さよりも孤独が、孤独よりも飢えが、身をより苛んだ。<BR>
 血を得る術を郁也は知らない。<BR>
 ひとを襲うことをよしとはできなかった。<BR>
 だけに、いや増す飢渇が郁也を苦しめる。<BR>
 しかし、これだけは、譲れなかった。<BR>
 自分にこんな意地を張ることができるなど、郁也は考えたこともありはしなかったが。<BR>
 やればできるもんなんだな。<BR>
 漠然とそうとだけ思う郁也だった。<BR>
 家を出て、一ト月になるだろうか。<BR>
 その間口にしたものと言えば、水だけだった。<BR>
 案外生きれるもんだな。<BR>
 化け物が生きてるって言えるのかどうかは知らないけどな。<BR>
 肩を竦める。<BR>
 ふらふらと町をさまよい、町を出た。<BR>
 ひとを襲いそうになる自分を恐れて、ひとがいない場所を選びつづけて遂に、山に踏み込んだ。<BR>
 現代っ子の郁也にはサバイバル経験も知識もない。火をつけることすら道具なしにはできないのだ。ましてや、獣を獲る術など。あるのはただ、ひとではなくなったからだひとつである。<BR>
 それが幸いか災いか、は、既に郁也の中では決着がついている。<BR>
 言うまでもなく。<BR>
 考えるまでもなく。<BR>
 山奥に見つけた洞窟で夜露をしのぎながら、郁也は考える。<BR>
 考えようとする。<BR>
 しかし。<BR>
 頭を占めるのはもはや、ただ、飢渇ばかりだ。<BR>
 空腹と、喉の渇き。<BR>
 血が飲みたいという欲望ばかりだった。<BR>
 それを抑えようと含む水は、ただひたすらに虚しさばかりを郁也に与えた。<BR>
 そんな自分の震えるからだを両手で抱きしめる。<BR>
 治まれと、口癖になったことばを口ずさむ。<BR>
 しかし、紡ぐことばは人語にならず、ただの呻き声となり、空気に消える。<BR>
 理性が消えるのは時間の問題と思えた。<BR>
 もとより、我慢強い方ではない。<BR>
 一ト月も、よく保ったと言えるだろう。<BR>
 見えるものは、もはや、死だけだった。<BR>
 化け物になって、死ぬのか。<BR>
 突然脳裏をよぎった予想に、郁也の呻きが嗤いに取って代わった。<BR>
 ケラケラと、狂ったような空虚な嗤いが、銀粉をまぶしたかの星空に消えてゆく。<BR>
<BR>
<BR>
<BR>
「強情な」<BR>
 黒衣をまとった男がつぶやいた。<BR>
 星の美しい夜の底で、郁也が嗤っている。<BR>
 梢の間から、男は行くやを見下ろした。<BR>
 見失った個体を見つけてみれば、未だ不完全なままだった。<BR>
 簡単に堕ちると思ったのだ。<BR>
「意外や骨があったのか」<BR>
 今時の若者らしく柔軟と言えば聞こえがいいが、精神面が脆弱そうな少年に見えたのだが。<BR>
「堕ちてこい」<BR>
 誰でもよかったのだ。<BR>
 実を言えば。<BR>
 男でも女でも、若かろうと幼かろうと歳を寄せていようと。この永い生に飽いた自分を楽しませてくれるのなら。<BR>
 だというのに。<BR>
 あの若者は、自分が血を吸った後の飢渇を、一ト月もの間耐えているのだ。<BR>
 すぐに折れ、ひとの血を吸うことにも慣れると思ったのだが。<BR>
 吸わなければ、完全体になることはない。ならないからこそ、吸うことを堪えられるのか。しかし、吸わなければその身を襲う飢渇は地獄の責め苦にも似たものなのだ。すなわち、絶えることのない苦痛である。<BR>
 この一ト月で、郁也の身はやせ細り、目は飢えに苦しみにぎらついている。幾度も噛み破ったのだろう、くちびるはかさつき血を滲ませる。<BR>
 男の舌が、己がくちびるを舐め湿した。<BR>
 ビルの谷間で吸ったあの血の味を思い出す。<BR>
 芳しく甘かった。<BR>
 男は喉を鳴らした。<BR>
 からだの奥深くで、久しく打つのを止めた鼓動が刹那の間よみがえる。<BR>
 束の間とはいえ、冷えきったからだに熱がともったのだ。<BR>
 戯れなどではなく、心の底から飲みたいーーーと。<BR>
 男は、郁也を見てはじめて、そう思った。<BR>
 黒衣の男がその手を郁也に伸ばした。<BR>
 その手が郁也に届くかに思えた時。<BR>
「チッ! 物好きな」<BR>
 男の舌打ちが聞こえ、梢の狭間に気配が消えた。<BR>
<BR>
<BR>
<BR>
 あたたかい。<BR>
 どうしてこんなに気持ちいいんだ。<BR>
 しかし。<BR>
 欲しい。<BR>
 目覚めた視界いっぱいのまばゆい光に、刹那の心地好さは、瞬時にして凶暴なまでの飢えに取って代わられた。<BR>
 寒い。<BR>
 喰わせろ。<BR>
 飲みたい。<BR>
 凶悪なまでの衝動に、手を伸ばした。<BR>
 振り払おうともがく感触に、力をこめる。<BR>
 そのまま引き寄せ、無意識の命じるままに引き倒したものの首筋に顔を埋めようとした。<BR>
 そうして、我に返る。<BR>
 なにをしようとしたのだ。<BR>
 立ち上がると同時に後退する。<BR>
 本能が警鐘を鳴らす。<BR>
 駄目だーーーと。<BR>
 飲んでは駄目だ。<BR>
 ひとを喰らったら最後だ。<BR>
 そうすれば、じぶんは、ひとではなくなってしまうだろう。<BR>
 嬉々としてひとの血を啜る鬼になる。<BR>
 なってしまう。<BR>
 郁也は口を押さえた。<BR>
 おそらくは。<BR>
 なってしまえば、自分はひとを獲物としてしか見なくなるだろう。<BR>
 そうなれば、次々と、飢えにせっつかれるままひとの血を啜りつづけるようになってしまう。<BR>
 なってしまった方が楽なことは判っていた。<BR>
 それでも。<BR>
 しかし。<BR>
 自分はひとなのだーーーと。<BR>
 郁也は思うのだ。<BR>
 ひとでいたいーーーーと。<BR>
 既にこの身はひとではないとしても。<BR>
 心までも化け物になってしまいたくはないのだと。<BR>
 そんな自分がいるなどと、ひとであったころには考えもしなかった。<BR>
 どこかひとつでよかった。<BR>
 他人とは違う自分でありたかった。<BR>
 他人よりも優れている。<BR>
 他人とは違って何かがある。<BR>
 そうでありたいとどれだけ夢見ただろう。<BR>
 しかし、また、それは夢でしかないのだとイヤになるくらいに判っていた。<BR>
 夢は夢でしかないのだと。<BR>
 なのにどうして。<BR>
 叶ってしまったのだろう。<BR>
 何もない者に、なってしまった。<BR>
 何もない。<BR>
 家も家族も、熱も。<BR>
 なにもありはしないのだ。<BR>
 自己憐憫の涙が郁也の頬を濡らした。<BR>
<BR>
<BR>
<BR>
 痩せて汚れた男が声もなく涙を流す。<BR>
 鷺沢柊悟はそれを見上げていた。<BR>
 ひとではないかのような力だった。痩せた手からは考えられないほどの力で引き寄せられ、引き倒された。そうして、発達した犬歯が剣呑な光を宿したと思った。<BR>
 手を押さえ、首筋に触れたくちびるは、恐ろしいほどに冷たかった。<BR>
 まるで、死人ででもあるかのように。<BR> 
 犬歯が当てられた箇所がいっそ熱いほどだった。<BR>
 若い男の唇が触れた箇所をするりと撫でた。<BR>
 鷺沢は、若い男から視線を外して己の掌を見た。<BR>
 どうもなっていないようだった。<BR>
 鷺沢は何故だか判らないままで、ほっと安堵した。<BR>
<BR>
 気分転換に別荘を抜け出した先で、彼はそれを見つけた。<BR>
 薄汚れた若い男だ。<BR>
 苦しそうに呻き、意識もそぞろのようだった。<BR>
 触れた額の熱は恐ろしいほど低かった。<BR>
 このままでは死ぬか。<BR>
 そう考えて、鷺沢は若い男を別荘へと連れ帰ったのだ。<BR>
<BR>
 荒い息は獣じみている。<BR>
 ぼさぼさの前髪の下の目もまた、飢え餓えた獣のようだ。<BR>
 赤く輝き、渇望しつつ、怯えている。<BR>
 何に怯えているのか。<BR>
 思うのはただ、哀れなというそれだけだった。<BR>
「大丈夫だ」<BR>
 ひそやかに、相手をあれ以上怯えさせないように、鷺沢はささやくように告げる。<BR>
 落ち着くのだと。<BR>
 そんなに涙を流すなと。<BR>
 そんなに怯えないでくれと。<BR>
<BR>
 薄汚れた、おそらくはひとではないだろう相手にだ。<BR>
<BR>
 それは、鷺沢の芸術家としての直感だったのかもしれない。<BR>
<BR>
「血を、飲みたいのか」<BR>
 問いかけに、若い男の肩が跳ねた。<BR>
 動きを止めて、赤い目が鷺沢を見返す。<BR>
 不安げに揺れる赤いまなざしに、<BR>
「ちょっと待て」<BR>
 鷺沢は笑んで見せた。<BR>
 テーブル上のナイフを取る。<BR>
 怯む男に目交ぜをして、掌に刃をすべらせた。<BR>
<BR>
<BR>
<BR>
 渇望した赤が目の前にある。<BR>
 目の前が大きく回る。<BR>
 視界はただ深紅に染まった。<BR>
 大きく呻くや、郁也は男の掌に顔を近づける。<BR>
 甘い匂いだ。<BR>
 求めつつ忌避した匂いだ。<BR>
 飲みたい。<BR>
 駄目だ。<BR>
 駄目なんだ。<BR>
 けど!<BR>
 限界だ。<BR>
 もう、限界なんだ。<BR>
「遠慮は要らん」<BR>
 男の落ち着いた声が、郁也の葛藤に決着を付けた。<BR>
 くらくらとくらむ視界のその中に、郁也は男の顔を見出した。<BR>
 三十くらいだろう、育ちの良さそうな美丈夫だった。<BR>
 その掌に血をたたえて、男は郁也に笑みかけていた。<BR>
「ありがとう」<BR>
 掠れた声が、郁也の喉から押し出された。<BR>
 結局郁也は鷺沢の掌の血を飲むことはなかった。<BR>
 冗談めかして「もったいない」と言われたものの、できなかったのだ。<BR>
<BR>
 目ばかりが目立つ。<BR>
 いつの間に赤くなってしまっていたのか、鏡の中から己を見返す目に、怖気が出た。<BR>
 痩けた頬。<BR>
 色艶の悪い肌。<BR>
 バサバサに伸びた、髪。<BR>
 鏡にまだ自分が映るのだと、どこかでほっとしている自分がいる。<BR>
 それで言うなら、水も飲めないところだろうが。<BR>
 ならファンタジーの何処までが真実なのか、虚偽なのか。<BR>
 郁也はぼんやりとただ湯に浸かっていた。<BR>
 血を飲んだわけでもないというのに、なぜか飢渇は薄れていた。<BR>
 あれほどまでに自分を苛んでいたというのにだ。<BR>
 一体何が起きたのか。<BR>
 何故こんなにも心穏やかになれたのか。<BR>
 からだを拭き、鷺沢のものだろうサイズの違うパジャマを身に着ける。<BR>
 それだけで、なんだかひとに戻れたような錯覚があった。<BR>
「ふ」<BR>
と、笑う。<BR>
 不思議なひとだ。<BR>
『使うといい』<BR>
 鷺沢は、何も聞かずそう言ってこの部屋を貸してくれた。<BR>
「襲ったんだけどな」<BR>
 失敗したが。<BR>
 おそらくは、失敗してよかったのだろう。<BR>
「殺さなくてよかった」<BR>
 
 
2011/12/10 20:25
2011/12/11 11:13


 気持ち良さげなトンビさん。


 雑記ばかりが増えてゆく今日この頃。
 我が家に来たばかりのダイゴん。
 今と比べると……サギだxx


 もすこし酸味のある方が好きですが〜。
 果物あまり食べない工藤が案外食べる果物だったりするんです。
 ゴールデン・キウィが味は一番好きかな。

  眠ってりゃあ天使だ。

 そろそろ簡易な首輪じゃなく本格的な首輪に変えようと、前々から目を付けてた首輪を注文。
 リードとセットと思ってたら、あにはからんや! 別売りかいな〜。痛いな。しかも、首輪とほぼ同じ値段。どういうことだ? こりは〜パスだな。ちなみに、今使ってるリードは、百均のリードですvv
 ええ。
 弱みそのくせに、襲って来るんですよ、ダイゴん!
 猫みたいに長いものが揺れてるのに目がなくって。やっぱり、猫と一緒に暮らしてるからかなぁ? 謎です。
 このごろ、工藤の部屋に、ダイゴんの2個めのデンタルフロスを持ち込んでます。(1個めは既にバラバラにしちゃったんですよね〜。)玩具の持ち込みをするほど、工藤の部屋にいりビタリってことか。ふむ。

 作成年月日 2011年10月11日
 原稿用紙換算枚数 37枚

 この間見たDVDに触発されて醗酵した話ですが。
 どうも内容がスカスカっぽい。
 異世界なのに転生してるしね〜。
 近親相姦(感情だけだけどね)やらレイプ(ぼかしまくってます)やら色々ネタは盛りだくさんなんだけど。
 なんで色っぽくならんのだろう。

 ユディト。どっかの部族か王族の姫らしきひと。滅ぼされつつある自国のために、敵の将軍を色仕掛けで打ち取った女傑?

 この昔のエピソードがあってできたんですが。
 ううむ。
 主人公が不幸なだけの相変わらずの話だね。
 まぁ、誰が不幸って、小夜ちゃんが一番不幸な気がしないでもないですが。ううむ。ごめんxx


 焦ってるダイゴん。
 散歩先の石垣から勢い余ってジャンプ。それにも気づかず走り回って、工藤に呼ばれて我に返る。
 気づいた途端に焦って、ジャンプを試みるも、降りるのはできても登るのは無理。
 さてどうするかと思っていると、回ってきました。
 おお!
 考えてるんだ。
 ちょっと安心した工藤でした。


 十月だなぁとvv
 別に何かがあるわけじゃないんですけどね。
 一年が早いね。これが一番しみじみ来るかも。
 今年も後三月と思えば、『呼ぶ声』なりと完結させたいなぁ。
 野望ですが。
 さてさて。


 
ジュニアを潰してるダイゴxx ジュニさん白目剥いてます。可哀想に。でも、どうにもねぇ。ベッドの下の攻防にはなかなか手が出せないんですよね。合掌。

 ええと、『私の愛しいピアニスト』を小説家になろうさまに転載するにあたって、手直ししてました。
 うん。
 まぁ、色々手直ししたかったのですが、サーバーでアップするのって面倒臭くてなかなか手が付けられないんですよね。その点、「なろう」さまの場合は、編集とか簡単だから、楽vv
 手直しと言いつつ、まぁ、エピソードを二つばかり付け加えた程度ですけどね。原稿用紙50枚程度だったのが、60枚越えました。冗漫になってないといいんだけどね。さてさて。
 いつもご来訪ありがとうございます。
 って、ここってあるのだろうか? 謎vv

 ともあれ、やっとこ更新の『呼ぶ声』16回目。
 『呼ぶ声』っつうとですね、タイトルは古いファンタジー小説からですね。某早川ファンタジーに、『妖女サイベルの呼び声』っつうのがありまして。たしか原題が”the calling”だったような記憶があるのですよ。で、まぁ、それを思い出したので、『呼ぶ声』という、何とも安直なというより、極道なvv 内容は全然違いますけどね〜かすってすらないしvv
 所詮工藤に個人名とタイトルを付ける才能はない! いや、威張って言うことじゃないですけどね。

 そのためか、結構有名どころのタイトルを臆面なく頂いてきてます。
 だって、つけられないんだもん。 ← かわいこぶってますな〜xx
 つけるとね、どうにも内容そのものの一単語とかになっちゃうんですよ。そうなると色気もなんもあったもんじゃないもんで。


 
我が家の大誤算……もとい、ダイゴさん。

 オババニャンコのジュニにマウント中。
 誰が見ても、シェパードが混じってると言われる洋犬顔。
 耳のせいだな、きっと。


 
ちょっと熱射病気味のダイゴ。
 この後数時間で全快、及びパワー全開。
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